発端は、「給食の時間に、うちの子には『いただきます』と言わせないでほしい。給食費をちゃんと払っているんだから、言わなくていいではないか」ということを、学校に申し入れた親が居たとかいうラジオへの投稿がもとで、いろいろなところで論争になったのだとか。
ちょっとへえ〜?と思ってしまうようなはなしですが、いまは学校なんかでは、どうなんでしょうか。
「いただきまーす」と、ごはんの前に手をあわせたりしてあいさつするのは、日本人の文化というようなことも言われるけれど、どうなんでしょう。
「いただく」とは、品物を掌に載せて、頭上に掲げる行為を指します。これにはとても深い意味があると思うのです。一種儀式めいてはいますけれど、でも「いただきます」と言ってから食べる民族というのは、世界広しといえどもほとんどないそうです。
『究極の食』 南清貴
『いただきます。』 の 続きを読む