毛塚千代さん、ごぞんじですか?
手芸好きの方なら、当たりまえのように、知っていらっしゃるかもしれませんね。
いまでは、カントリー雑貨や、
手作り大好きという方達にファンの多い毛塚千代さんですが、ごく平凡な主婦だった方です。
ご本人はきっと、普通の主婦だよ、といまでも思ってらっしゃるでしょうね。
わたしは、もうずっと以前の、毛塚千代さんを、知っています。
『私の手作り』という雑誌に、よく紹介されていました。
読者の方の、
手作りの小物や、インテリアの工夫、リフォーム、等々を紹介することがメインの雑誌でした。ガーディニングもパッチワークもありという間口のひろい、
手作りをしてみたいとおもわせるような、内容でした。
毛塚千代さんは、いまと同じ3Kの団地にお住まいで、お子さんもまだ小さく、部屋の中をああでもない、こうでもない、と模様替されていたのです。
3Kの部屋をなんとか理想に近づけようと、試行錯誤の時代だったようです。
色使いも統一されていなかったり、まだまだすっきりしていなかったり。
今考えると、一生懸命なんだけれど、洗練されていないという感じです。
主婦が、狭い、古い、暗いイメージの部屋をなんとかしたい、という雰囲気が『私の
手作り』によく表れていました。
とにかくカントリーらしい人形やら雑貨を飾ってみたり、パッチワークをせっせと作って家具も台所用品も覆ってみたり。
わたしも、もちろん、いろいろやりましたよ。
結婚してすぐの頃は、安い借家住まいで、何をしてもクレームがくるような家ではなかったので。ペンキを塗って壁を白くしたり、ふすまをはずしてみたり、
手作りのカーテンをかけてみたり。
そんな毛塚千代さん、いまはどんな暮らしをされているのでしょうか。
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