心臓のことなんて、考えたこと、ありますか?
医療関係者や、もしかしたら心臓になにか疾患をかかえていらっしゃる方には、とってもあたりまえのことでしょうし、自分たちにとってもあたりまえなのだけれど、心臓って、動いているのですよね。
心臓に規則正しい収縮を行わせるしくみは心臓自体に備わっています。
心臓は「時計つきのポンプ」なのです。
『いちばんやさしい生理学の本』 當瀬規嗣
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どういうことかというと、心臓は、脳の指令がなくとも自分で動く、そんな機能のある細胞がくっついている、ということらしいのです。
だから、カエルかなにかの心臓を、体からとりだしてそこに置いても、心臓は動いているんですね。
もちろん人間もそうで、だからこそ、心臓移植が可能なのですね。
動きが止まってしまった心臓では、移植の役にはたちません。
移植してすぐに、心臓が動いて血液を流してくれるからこそ、からだの細胞も死んでいかずにすむのです。
こんなふうに、心臓を自動で動かしているのは、じつは、大静脈と右心房がつながる部分にあるという、洞房結節という、小さな細胞の集団なのだそうです。
その洞房結節でつくりだされたリズムが、電気信号として心房に伝わり、心房が収縮する、そのあと心房から心室に伝わって、心室が収縮する、と、かんたんにいうとそんなしくみのようです。
これで、心房から心室に血液が押しながされ、左心室からは体全体に、右心室からは肺に向かって、血液が押し出されていくのだそうですよ。
ふーっ。
はなしも難しくなってきますが、心臓も、すごいと思いませんか?
血管自体は、収縮して血液を押しながすようなことはしません。
ですから、血液がからだの中をめぐるかどうかは、心臓の動きひとつにかかっています。
しかも、血管は、成人でおよそ10万キロメートルものながさがあるのだそうです。
動脈、静脈、毛細血管すべてをつなげると、地球を約2周半もまわる長さ!
1分間に、約60〜80回という規則的なリズムで、動きつづける心臓さん。
心臓が動いているからこそ生きている、というのは、こういうことだったのですね。
重症心身障害児の長男をみていると、痰がでやすいのはどういうこと?とか、呼吸がしづらいのはなぜ?とか、疑問に思うことも多く、体や脳のことには興味があります。
こんなふうに、自分の体が動いているしくみを知るのは、おもしろいし、人が生きているって、すごいなあと、感じませんか?
いつもありがと!きょうもにっこり、potiをおねがい!

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