2010.10.09

季語、秋

  [季語] ブログ村キーワード


季語のはなし。


またまた『絶滅寸前季語辞典』からなのですが、「雀大水に入り蛤となる」という、季語がありました。


「すずめうみにいりはまぐりとなる」というのですが、意味がわかりません。

そしてこの季語は、五七五の17文字で構成される俳句のうち、15文字も占めるという、不思議さです。

こうなると、季語って何?というはなしにもなってきますね。


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「雀大水に入り蛤となる」は、七十二候のひとつとあります。

さて、まず七十二候とは?というところも知らないので、調べます。


二十四節気というものがありますね。

こちらは、立春、春分、夏至、立秋、秋分、冬至、大寒など、知っているものも多くあります。
啓蟄や大暑など、聞いたことはあるというもの、小満、小雪、大雪など、聞いたことないというものもありますが、とにかく24の季節を表すことばです。


七十二候は、それをさらに3つづつにわけた、季節の呼び名です。
ほぼ5日間ごとにめぐってくるわけです。


中国でむかし考えられたものだそうで、動物や植物、気象などの、その季節らしい事項を伝えることばになっています。

日本では、中国のことばそのままで使われているものと、日本の気候風土に合うように変えられたものとが混ざっています。


「雀大水に入り蛤となる」は、寒露のまん中にあたる季節で、「雀入大水為蛤」と中国のものですが、俳句の季語としてはのこっているのです。

甘露は10月8日ころ。
ちょうどコレを書いている、今日じゃないですか。

「雀入大水為蛤」の季節は、10月13日ころということになりますね。

どうやら中国では、雀は蛤になると思われていたらしいのです。

ほんとうにそう信じたかどうかはともかく、晩秋になると雀が海に集まり鳴き騒ぐ、それがあるときいなくなるのは、海に入って蛤になったからではないかと考えた、そんなことらしいのです。
蛤と雀、色あいや模様が似ているといえば似ているような。

でも、ちょっとおもしろい感覚ですね。


季語は、

季節と結びついて、その季節を表すと定められている語。

き‐ご【季語】の意味とは - Yahoo!辞書

とあるので、七十二候のひとつが季語に入っているのも、不思議なことではないのですね。


おもしろくなっていろいろ調べていると、同じ「雀大水に入り蛤となる」でも「すずめおうみにいりはまぐりとなる」と読むこともあるようです。
こうなると、あと2文字のこっているどころか、1文字ぶんしか俳句に入りません。

また、「雀海中に入り蛤となる」とする季語もあるようで、これは「すずめかいちゅうにいりはまぐりとなる」と読みます。
これは、季語だけで俳句が成り立ってしまうということでしょうか。


蛤になる苦も見えぬ雀かな  一茶
蛤に雀の斑(ふ)あり哀れかな  村上鬼城
蛤や少し雀のこゑを出す  森澄雄
子は雀身は蛤のうきわかれ  漱石

俳句の雑学6

とあるのをみると、そういう季語の使い方もあるんだと納得しました。


ゆくゆくハ雀もあちなものに成 (ゆくゆくは すずめも あじな ものに なり)


と、これは川柳ですが、こうなると、俳句も川柳も紙一重という気もします。


まだまだおもしろいものが埋もれていそうな、季語の世界です。


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参考HP『季語』

参考HP『俳句の雑学6』

ブログ♪雀入大水為蛤 『知らなくても生きていける雑学がならぶブログ』

ブログ♪雀大水に入り蛤となる 『sumica』

ブログ♪9月13日(月)沖の島で聖地巡礼の旅が終わる 『島田裕巳の「経堂日記」』

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