台風とは、どんなことを言うのでしょう?
基本的なことですが、はっきり定義を知りません。
台風とはどのようなものか、ちょっと見なおしてみましょう。
台風情報 - 日本気象協会 tenki.jp熱帯や亜熱帯の海上で発生した低気圧(熱帯低気圧)のうち、中心付近の最大風速が17.2m/s以上になったものを台風と呼びます。
この台風について、ラジオでおもしろいはなしをしていました。
台風が少ないから、今年のさんまの値段が高くなるというのです。
まるで、「風が吹けば桶屋が儲かる」のようではありませんか?

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どういうことかというと、さんまには、好みの海水温があるということです。
その水温に調節してくれるのが、台風。
台風には、強い風がつきものですね。
その風によって海面からの蒸発をうながし、蒸発にともなって海面の熱も発散されていくということが、まずひとつ。
また、湧昇ということがあります。
台風は、反時計回りの風ですが、中心から外側にむかって吹く風にともなって海水が移動しますね。
台風の目にあたる中心部には、深い所から海水がわきあがってくる、ということです。
ちょうど、お風呂をかきまぜて、ちょうど良い温度にするのと同じようですね。
気象庁によると、日本海で水温26度、北海道南東沖でも23度と、今年8月の平均海面水温は、例年に比べて高いのだそうです。
サンマが好きなのは15〜18度。
10〜23度の範囲で漁獲はできるのですが、好みの水温になるほどさんまが集まるので、いっきに大量に漁ができるということなのですね。
水深30〜40メートルくらいまでを台風がやってきてかき混ぜてくれるので、冷たい水と表面のあったかい水がかきまぜられて、さんまにとってはちょうどよい水温になるのだそうですよ。
さんまは、水面下20メートルくらいを泳いでいるので、その層が一定の温度にならないと集まってきません。
まばらに泳ぐさんまを漁師さんが捕まえるので漁獲量が少ない。
少ないさんまを売ると値段が高くなる。
これが、台風とさんまの「風と桶屋」関係です。
台風は、被害をもたらす自然の猛威ではあります。
けれども、台風も発生するのがあたりまえの自然の姿で、それによって調整されていく自然環境もあるのです。
さんまに限らず、ですね。
海をかき混ぜる、また、南の温かい空気の固まりをぐーんと北のほうへ運んでくれる、雨を運ぶ、など、人間がたとえ機械の力にたよったとしてもなしえない、台風の力があるのです。
相互に作用しあって、バランスがとれる自然界なのですね。
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参考HP『台風情報 - 日本気象協会 tenki.jp』
参考HP『気象庁|海水温・海流の知識 台風による水温の低下』
ブログ♪年に一度の「秋刀魚の量販」 『てっちゃんの店長日記』