2010.08.29

夏、思い出。

 [夏] ブログ村キーワード


このところ、かき氷のことを調べて子どものころの思い出をたぐりよせたり、『絶滅寸前季語辞典』で夏の古い季語を読んで、昔のをちょっと知ったりする機会がつづきました。

夏もそろそろ終わりとはいえまだまだ暑いのですが、そんななかでも、幕の向こうのようななつかしい、モノクロのような思い出の夏にひたることができました。


自分自身の夏の思い出といえば、蚊帳、蛍、川遊び、草のにおい、と、まだそんなものが微かにのこっています。

井戸水に浮かぶきゅうり、トウモロコシの熱々。

明るいうちに入った夏休みのお風呂。

そんなのが、ごくふつうの生活でした。


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かき氷のことを調べたときに、明治になってはじまった氷屋さんのことを知りました。

その後に、たまたま岡本綺堂の『江戸っ子の身の上』を読んだところ、氷屋さんのことが書いてありました。

(前略)明治二十五年ごろにカフェーなどは無かった。したがって、夏の市中には大小の氷屋が沢山に見出された。氷と大きく書いた日除けをかけ、硝子の涼しそうな暖簾を下げ、店の内外に長い床几を幾脚もならべて、氷を削る鉋の音が忙しそうに聞えた。
 歌舞伎座はこの氷屋に大きい牡丹燈籠をかけたのである。わたしは勿論その詳しい数字を知らないが、その当時、東京市中における氷屋はおそらく大小あわせて一千軒に達していたろうと察せられる。それに配った牡丹燈籠は鼠色のもので、その四枚の垂れには、一枚に歌舞伎座、一枚に盆興行、一枚に三遊亭円朝作、一枚に牡丹燈籠と記されてあった。今と違って、そのころはまだ盂蘭盆に切子燈籠をかける家も所々に見受けられたから、盆燈籠というものが諸人の眼に慣れていた。それだけに、歌舞伎座の牡丹燈籠も盂蘭盆らしい感じを強くあたえたのである。


氷屋さんと、牡丹燈籠の組み合わせというのは、ちょっと思いもつかぬ感じですが、車でなく、人びとががやがやと賑やかにあるく通りの夕方の光景がうかんできます。


『絶滅寸前季語辞典』の「砂糖水」の項には、

 暗くて小さい玄関の向こうには狭い中庭があり、そこには小さな井戸があった。私が一人で遊びにいくと、千津のばあちゃんはその井戸水を硝子コップに汲み、小さな壺から掬った一匙の砂糖を大事そうに入れ、「喉かわいたやろ」と渡してくれた。子供らしくもなく、甘いものがあまり好きではなかった私だが、飲み残すことが大変な悪事のような気がして、その甘ったるい水を苦い薬かなんぞのようにゴクリと飲み下したものだった。


なんていう思い出がでてきます。


なつかしい風景がいっぱいなのは、『サザエさん』。

いまでは『サザエさん』自体が、思い出になってしまいましたが。

久しぶりに読んでみると、ほんとうにその時代の空気が伝わってきます。

西瓜売り、水撒き、夏休みの子どもたち。

自分が知らないはずの時代なのに、なつかしくも感じられるんですね。


自分だけの夏。
だれにも共通の夏。

そこだけを切り取った写真のような夏の思い出の一場面、みなさんも、もっていらっしゃいますか?


関連記事☆こちらも読んでね☆
 夏に関する「かき氷は、シロップ、練乳、抹茶小豆」
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参考HP『「夏の思い出」を撮るコツ!もういちどカメラ 投稿写真塾』

ブログ♪夏休みの思い出は、苗場登山と盆踊り 『時計仕掛けの「昭和館」』

ブログ♪ぼくらの夏休み。セミ獲り、カルピスの思い出… 『だんかいさん(昭和の子供)のさんぽ』

ブログ♪夏の思い出〜 『かえる*えんぴつ*ちよこれーと』

この記事へのコメント
こんにちは
いろんな人のブログを見ていました。
参考にしたいと思います。
私のブログも見てください。

興味がなければ、すいません。スルーしてください。






Posted by newbig at 2010.09.04 15:47
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