『季語辞典』なる本を読みました。
季語とは、
Yahoo!辞書-季語 とあります。俳句で、季節と結びついて、その季節を表すと定められている語。連歌・俳諧では、季詞(きことば)、季の詞(ことば)。四季の詞。季題。
この季語の夏の部に、安達太郎やら坂東太郎、丹波太郎に比古太郎、さらに信濃太郎に石見太郎といったことばがあります。
これは、いったいどういう意味なんでしょうか?
私は、けっして俳句を作ったりするわけではまったくないので、俳句の季語というものも、わかっていないんですね。
この本を読んだのも、『絶滅寸前』ということばがついていたから、ふと気になったのでした。
『絶滅寸前季語辞典』夏井いつきさんの本です。
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古くからのものを受け継いでいるように思われる俳句の世界でも、
「新しい季語を探そう、季節感のズレてしまった季語を修正しよう、古くなった季語を一掃しようといった議論がかまびすしい。」
のだそうです。
けれども、現代の俳句をつくる者の立場で、季語を捨てたり修正してしまってよいのだろうか、というのが、夏井いつきさんの想うことです。
これだけ時代のあゆみが早くなってしまうと、今ともう10年、20年たったときでは、また違った季語を求めることにもなるでしょう。
それよりも、
聞いたことも見たこともない季語でも、空想の産物でもなんでもかんでも、今の時代に生きる私たちが、ともかく詠んでみたらどうなるのか。ひょとすると、古い革袋に新しい酒を注ぐような新鮮な俳句が飛び出さないとも限らない。
『絶滅寸前季語辞典』 夏井いつき
なんていう考えのほうが、おもしろそうです。
夏の季語「「雲の峰」の副題。積乱雲の異名。」が「安達太郎」だそうです。
季語・雲の峰盛夏、聳え立つ山並みのようにわき立つ雲。積乱雲。積乱雲。夏といえば
入道雲であり、夏の代名詞である。強い日差しを受けて発生する
激しい上昇気流により、巨大な積雲に成長して行く。
なるほど、
安達太郎山というのが福島県にあるので、山のような雲ということなのでしょうか。
坂東太郎は、あれあれ?坂東(関東)にある長男格の川だから利根川とWikiにあります。
でも、もう少し調べると、利根川の上流に雲、入道雲が発生して、関東平野まで広がってきたので、坂東太郎雲といっていたとあります。
九州地方では筑後川を「筑紫次郎」とよび、その地方の入道雲のことも筑紫次郎と。
さらに、京阪地方では、丹後の方角に出る入道雲を「丹波太郎」、奈良の方角は「奈良次郎」、和泉の方角は「和泉小次郎」。
九州地方には「比古太郎」、近江・越前地方「信濃太郎」、山陰地方「石見太郎」、山口県「豊後太郎」、四国地方「四国三郎」などというのもあるそうで、なんともおもしろいですね。
夏の風物詩、積乱雲を、一般的に入道雲とよびますが、かんがえてみればこれも、おもしろいです。
入道といえばお坊さんのことをいいますが、積乱雲のばあいは、大入道のイメージです。
昔は、入道雲がどんどんわきあがってあっというまに雷の鳴り響く夕立になり、という自然現象に、おそれもあれば雨を降らせてくれるありがたさもあり、大男をイメージさせる名前を付けていたのかもしれません。
なるほど、季語のなかには、こんなおもしろさもあるんですね。
昼顔や安達太郎雨を催さず (正岡子規)
涌き立つや土用の空の阿波太郎 (正岡子規)
安達太郎立ちなば石見太郎また 夏井いつき
夏の季語には他に、「蚊帳」「泉殿」「桃葉湯」「薄荷水」と、文字を見るだけで涼しげなイメージのわくものもあります。
「あっぱっぱ」「浮いて来い」「金魚玉」「虎が雨」なんていうのもあります。
なんのことか、わかりますか?
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