2010.07.22

お米は日本人の主食です?

  [弥生時代] ブログ村キーワード


弥生時代、少なく見積もれば1日約0.28合。
多く見積もっても1日0.9合。
お米を食べていたらしい、です。


1合は150gです。

65グラムのお米を炊くと、約おちゃわん一杯のごはんになります。


0.28合は42g。
0.9合は135g。

今の炊き方で考えると、お茶わんに6〜7分目から2杯分くらいですね。


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 遊び心へ
にほんブログ村



一日にお茶わん2杯分くらいあったら、それでいいんじゃない?と思われるかもしれませんが、それは、朝はパンですとか、昼と夜はご飯に肉類その他のおかずがたくさんあれば、のはなしです。

ただ、弥生時代のご飯の炊き方はいまのものとは違っていたので、ご飯になったときの量は、少しちがっていたこともたしかですが。


それにしても、この0.28合とか0.9合という細かな数字は、どこから割り出したのでしょうね。
弥生時代、文字の記録も残っていないころのことです。


これは、日本の歴史02『王権誕生』の寺沢薫さんによる、推定です。


まず、できるだけ古い文献にあたって、そこから類推する。

奈良時代の『正税帳』には、「一町あたり稲三百束から五百束がとれる」

平安時代の『延喜式』「主税式」には、「凡そ公田で穫れる稲は上田五百束、中田四百束、下田三百束、下下田百五十束」

養老令の注釈書である『令義解』にも、「水田一段から稲束五十束を穫る。稲一束をついて米五升を得る」

日本の歴史02『王権誕生』 寺沢薫


面積や量の計りかたが現在とは違うものの、京都の遺跡から升その他が発見され、換算ができます。

その結果、1年間に水田1反からとれたおは、約120kgとわかります。
これは収穫量のよい上田の場合ですが、それでも現在の水田の平均的な収量の四分の一ていどだそうです。
弥生時代に、これ以上の収穫があったとは、考えられませんね。


つづいて、現在のアジアで、ひかくてき古代にちかい方法でおこなっている稲作の収量を参考にする。

これによって、ほぼ、古代の文献から類推したのと同様な数字が得られたそうです。


さいごに、いくつかの遺跡からみつかった束を観察すること。

現在栽培されている稲の穂が28から30cmあるのにくらべ、発掘された稲穂は、18から20cmていどなのだそうです。

これは、奈良県唐古・鍵遺跡から炭化して出土した稲穂の束などを参考にしています。
どうやら、雑草の多い田のなかで自然にまかせて栽培された稲は、現在のものに比べるとずいぶん貧弱なかんじで、収量も五分の一くらいのものだったようです。


水田の遺跡も発掘されており、一家族に割り当てられた水田の量も推定できます。
それは、いちめんに広がる田んぼの、形や畦の作りかたの違いから仮定したものです。


最大2800平方メートルの田んぼが上田であったとして、一家族八人で消費できる一日のお米の量が、0.9合となる、そんな計算だったんですね。

ふーっ!


それでは、主食だとしたらとても足りない米いがい、どんなものが食べられていたのでしょう。

穀物として稲、アワ、ヒエ、キビなどのほかにも、豆類、モモ、ウリなどの作物もつくられたようです。

さいきんでは、徳島市の庄・蔵本遺跡からも、アワやキビなどの炭化した種子が、500点ほど発見されています。


モモというのは、ちょっとびっくりですね。

けれども、静岡の有名な登呂遺跡からも、モモの核が発見されており、かなり一般的に栽培されていたようです。


そのほかには、縄文時代にも有力な食料だった、どんぐり、クルミ、トチなど。

各地の遺跡から、植物質の食料のどのようなものが出土したかをみると、以上にこれらの堅果類のわりあいが多いのだそうです。


弥生時代には、稲作、田んぼづくり、というイメージを、社会の授業で植えつけられた気がしますが、どうも、違っていたんですね。


縄文時代も、思っていた以上に豊かな食生活だったのですが、その延長線上に弥生時代もあったわけですね。
米の栽培も、弥生時代にきゅうに始まったわけでもなく、始まったからといって急に、ごはんがいつでも食べられるようになったわけではない、ということが、あたりまえのようだけれども、よくわかりました。


関連記事☆こちらも読んでね☆
 >>日本の歴史に関する「日本を上に見てみたら」
 >>日本の歴史に関する「縄文時代の食生活は? 」
 ⇒ライフスタイルblog彩top

  
   △△△
  ランキング参加! 
 なるほど!とか感動!!があったら応援クリックお願いします


参考HP『お米・ごはん食データベース:お米と文化』

参考HP『見えてきた稲の道1』




この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
出会い系サービス
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。