2010.07.20

『借りぐらしのアリエッティ』

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もう公開なんですね。
借りぐらしのアリエッティ』。


スタジオジブリの最新作ですが、こんかいは、監督初の米林宏昌さん、企画・脚本が宮崎駿さんです。

原作は、メアリー・ノートンの『床下の小人た』。


私は、この『借りぐらしのアリエッティ』のストーリーを読んで、こどものころに夢中になった、佐藤さとるさんの作品を思いだしました。


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佐藤さとるさんの、というのは、『だれも知らない小さな国』からはじまる、コロボックル物語です。


『借りぐらしのアリエッティ』と似ているのは、小人であること。

どちらも、人間にみつかってはいけない。
でも、人間のすぐ身じかで暮らしていること。

そしてストーリーも、ひとりの人間と小人がであうことから始まる。


アリエッティたちは、人間の家の床のしたに暮らしているようですが、コロボックルたちは木のウロなどを家にしていたと思います。

どちらの小さい人も、大きさがふつうの人と違うだけで、食べること、暮らしていくことは人間と同じなのです。


宮崎駿さんがこの企画を考えたのは、もともと40年近くもまえのことだそうです。

原作の『床下の小人たち』(原題:The Borrowers)は、1952年出版。
作者のメアリー・ノートンさんは、英国の児童文学作家です。
『だれも知らない小さな国』は、1959年です。


さて、宮崎駿さんによれば、

「『借りぐらし』という設定がいい。」
「大衆消費の時代が終わりかけている。」
「ものを買うんじゃなくて借りてくるという発想」が「今の時代にぴったりだ」

借りぐらしのアリエッティ -メッセージ-


清水節さんの映画評論によれば、

「“借り”と“狩り”は同義だ。」

借りぐらしのアリエッティ : 新作映画評論 - 映画.com

とのこと。


アリエッティたちも、コロボックルたちも、それぞれ人間のものを拝借しながら、暮らしています。

借りるといっても、もちろん、「貸してね」と言って借りるわけではありませんね。

人間の生活の隙間をぬって、小人たちには大きすぎる段差をのりこえ、かきわけ、もぐりこみ、目的のものをなんとか手に入れるのです。
それが、狩りということですね。


『床下の小人たち』『借りぐらしのアリエッティ』ともにじっさいに見ていないのではっきりしないのですが、『だれも知らない小さな国』では、小さい人たちが、自分とおなじかそれ以上に大きい虫などの危険をさけつつ、自然のなかのものを、自分たちの手で加工し、自分たちの生活にあうものをつくりだして生きています。

自分たちの住むところから、さらに必要なものを手に入れるために出かけていくことを、コロボックルたちは、じっさいに「狩り」と言っています。


それは、大量生産を知るまえの、古の人間の暮らしでもありますね。


ローラ・インガルス・ワイルダー(Laura Ingalls Wilder)『大きな森の小さな家』『大草原の小さな家』では、ローラや、とうさん、かあさん、姉のメアリーが、自然の力を借りて、生活しています。
川の水で洗濯をし、お日様のひかりでかわかす。
森の木をもらって、テーブルや椅子、家までも自分でつくってしまう。

そしてもちろん、借りるとともに、自然に対して闘うこともしなければいけないんですね。
畑をつくる時には天候と。
長い冬の寒さや食料不足と。
ときには、狼とも。


そんな大自然のなかの生活と、アリエッティたちの生活とは、共通したものがあるということではないでしょうか。


全部で9冊の大草原シリーズは、『シルバー・レイクの岸辺で』『大草原の小さな町』と、進んでいくにしたがって、ローラたちの家は町の中へうつり、町には鉄道が走り、お店でいつでも必要なものが買える暮らしにかわっていきます。


コロボックルたちもなんと、新聞を発行したり、空をとんだりと、「ぼく」やそのまわりの少しの人間と仲良くなりながら、生活に便利な情報を自分たちもとりいれつつ、2冊3冊、4冊目へとはなしがすすんでいきます。


『床下の小人たち』もじつはシリーズになっていて、野に出て、川をくだり、空をとび、とあらたな生活の場を求めて、移動していくのです。


みんな、その場にとどまってはいないのですね。


「借りぐらし」が、仮のくらしなのかどうか、仮にそんな暮らしをしているのだとしても、そのときそのときは、小人だって人間だって、おなじようにいっしょうけんめい生きているのだろうと思います。

そんな『借りぐらしのアリエッティ』の生活、どんな映像で見せてくれるのか、楽しみですね。


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 >>物語に関する「絵ろうそくのこと」
 ⇒ライフスタイルblog彩top

   
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参考HP『借りぐらしのアリエッティ』

参考HP『借りぐらしのアリエッティ:新作映画評論 - 映画.com』

ブログ♪床下の小人たち -小人の冒険シリーズ-  『R工房 「本の宝箱」』

ブログ♪ヒヨコね、小人さんこの家にすんでイイですよ、ってカンバンつくろうと思うの。 『unimogroove の音楽中毒生活(新天地)』



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