2010.05.11

共用品とは何でしょう?


共用品ということを、みなさんは、知っていらっしゃいますか?

私は、残念ながら知りませんでした。
障害児が身じかにいるのに、です。

もうしばらく前のことですが、ラジオで共用品をつくり始めたという星川安之さんのことを話していたのがずっと気になっていたので、調べてみました。


>>[障害] ブログ村キーワード [ユニバーサルデザイン] ブログ村キーワード


障害者・高齢者などと健常者の区別なく,すべての人にとって使いやすい製品。容器に凹凸をつけてリンスと区別できるシャンプーなどがその代表例。

共用品 【きょうようひん】の意味-goo辞書

とあります。

シャンプーとリンスというのは、わかりやすい例ですね。


シャンプーのボトルには、容器本体にぼこぼこっとした部分がついていて、手触りでわかります。
リンスの方にはついていないので、区別ができるというわけです。
見えづらい方にはもちろんわかりやすいでしょうが、そうでなくても、便利ですよね。
シャンプーを流した後に、目をつぶってしまって手探りでさがしあてたボトルがシャンプーだった、ということもありますから。
そんなときに、触った感じでわかれば、安心です。


そのほかにも、共用品推進機構のサイトをみると、これも共用品なんだと、感心するものが色々あります。


たとえば、「おNEWの電池を見分けるパック」。
4つの乾電池がつながってパックになっているもの、ありますよね。
あれは、ひとつひとつがミシン目で切り離せるようになっているので、使い残しもパックのままでのこるところが、共用品デザインなのだとか。
「NEW」と表示された赤いテープも、わかりやすくなっています。
たしかに、使い終わって取出した乾電池と、新しい乾電池、そのままでは区別ができません。
誰にだって便利です。


そのほか、片手でふたをあけられるキッチンペーパー、ウェットティッシュ
これは、片手が不自由な方ばかりでなく、もう一方の手がふさがっていたりよごれていたるすることの多い育児中の方などには、おおだすかりです。      
力の弱くなったお年寄りも、使いやすいですね。


これはいいなと思ったのが、スライドカッター式のラップ
ラップって、うまくカットできなかったり、カットして器にかけようとするまでにまるまってしまったりして、始末にわるいときがありますよね。
据え置き型のラップなので、器をそばにもっていき、つまみをスライドさせればきれいにできます。


その他にも、食品などの包装や、さわる絵本、持ち手などが工夫された調理用具、電気製品や文具などにも、共用品の製品はあります。


こんな共用品の考え方をはじめたのが、星川安之さんです。


星川安之さんは、重症心身障害児の通所施設で子どもたちや保育師さんにであったことから、障害児も楽しめるおもちゃをつくりたい、と思いました。
入社先のトミーのハンディキャップトイ研究室で、障害児のためのおもちゃの調査、商品開発をてがけます。
その過程で、障害児のための特別なおもちゃだけを特別につくる、ということではなく、ふつうのおもちゃを障害児でも使えるようなものにするという考えにいきあたりました。


その後は、おもちゃだけでなく、いろいろな業種の商品の中に、

体が不自由な人にもそうでない人にも便利な「共用品」を広めよう

星川安之さん・ひとらいぶらりー という活動をつづけてきました。


たとえば、目の不自由な方のためだけに商品を開発しようとすれば、コストもかかり必要とする消費者も限られてしまいます。
それを、はじめから、一般消費者も目の不自由な方も体の不自由な方も体の弱ってきた方も使いやすい商品を、というふうに考えてデザインすれば、企業としてもあまり抵抗を感じないということでもあります。


ただ、日本にはありがちなことですが、各企業が競争を意識するあまり、独自のデザインを強調してしまい、結果として全体が使いづらいということがおきます。
水道の栓ひとつとっても、押し上げるのか押し下げるのか、あれっと思ってしまうようなこと、ありますね。


共用品のばあい、こうなっては何の意味もありません。
どのシャンプーを使っても、ぼこぼこがあるし、リンスにはない、ということでないと、まったく困ってしまうのです。


現在では、共用品推進機構が、「身体的な特性や障害にかかわりなく、より多くの人々が共に利用しやすい製品・施設・サービス。」と共用品の定義を定めています。


さらに、外国でも同じ製品・施設・サービスを利用できたらということで、国際標準化機構(ISO)へ提案、日本が議長国となって国際的なガイドラインをつくりました。


ユニバーサルデザインというのも、最近ではよく聞かれますが、なにか違いがあるのでしょうか?
もともとの考え方の違いはすこしあるようですが、結果としてできあがったものは同じだったり似ている、ということもあるようです。
ユニバーサルデザインは、アメリカからでてきた考え方で、文化や性差、能力などのちがいをこえて利用することができるデザイン、といったものです。
いっぽう共用品は、もともとあった製品が使いづらいという人がいれば、その不便さをこえて使いやすくするためのもうひと工夫したデザイン品ということであるようです。


バリアフリーでは、スウェーデンなどの国がとくにすすんでいて、生活のいろいろな場面で障害を感じることなく生活できるほどになっているようです。
日本では、バリアフリーはなかなかすすまないなあと思っていたら、こんな素敵な考えもあったのですね。


星川安之さんの、

 ある時、目の不自由な子供たちと一緒に点字トランプで遊んでいたら、日が暮れてきて、だんだん部屋が暗くなってきたんです。目が不自由なほかの子たちにはカードが読めて、自分だけカードが見えなくなってきた。けれども、そのことをなかなか言い出せなかったんです。いよいよ真っ暗になった時に、やっとのことで「電気つけてもいい?」と切り出したら、みんなに「なんだ、早く言ってよ」って軽く言われました。

星川安之さん・ひとらいぶらりー

というエピソード、何が障害で何が障害でないか、といったことを考えさせてくれます。


 △△△
ランキング参加! 
なるほど!とか感動!!があったら応援クリックお願いします

☆こちらも読んでね☆
『ライフスタイルblog彩り』の「バリアとバリアフリー」
ライフスタイルblog彩top

参考HP『より多くの人が使いやすい共用品。
この発想を世界に発信したのは日本です』


参考HP『他人のことを考えて、物を作る心を育ててもらいたい/星川安之さん-学びの場.com』

参考HP『星川安之さん・ひとらいぶらりー』

参考HP『共用品推進機構サイト』

ブログ♪主婦は「経営者」「管理職」の自覚を持て 『Tech Mom from Silicon Valley 』

ブログ♪杖をついたシグナル 『イソムラ式 』

ブログ♪クレージー  『きくばりあふりー 』



この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
出会い系サービス
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。