2010.05.07

英国流ハウスキーピングに学ぶ


大原照子さんの本を読んで、イギリスの、頑固なまでにシンプルな生活のしかた、いいなと思いました。
そこで、佐藤よし子さんの『英国式15分家事術』『英国スタイルの家事整理術』という本を、続けてよんでみました。


そして、ハウスキーピングを学ぶことができる学校があると知って、びっくりしました。
佐藤よし子さんが通ったのは、「ザ・イーストボーン・カレッジ」というれっきとした大学です。


>>[家政学部] ブログ村キーワード [ハウスキーピング] ブログ村キーワード


ここで学ぶのは、料理、掃除からはじまって、栄養学、フラワーアレンジメント、インテリア、家計、洋裁などなど、家庭に関することすべてです。
主婦なら、あたりまえにやっていること?


いえいえ、子ども用の服を縫ったりの提出物も多く、なかなかハードなカリキュラムなのだそうです。
規則も厳しい面があり、マニキュアをつけたまま調理実習に出席したら退出を命じられるなど、お料理教室のおもむきとはちょっと違います。


もともとは、フィニッシングスクールの講師を養成するために、開校されたそうです。


フィニッシングスクール、ヨーロッパでおもに中流以上の家庭の結婚前の女性が、主婦として暮らしていくうえに必要なことを身につけるために通う伝統があったということですが、今でも存在するのでしょうか。


検索すると、なんと、日本にもたくさんのフィニッシングスクールがあったのです。
ただこちらは、魅力的な話し方、ワインの見分けかた、メイクのしかた、表情やポーズでいかに好印象をもたれるか、といような内容で、ワンランク上をめざしましょうという趣味の講座といった印象のものでした。


本場であるはずのヨーロッパでは、全寮制のフィニッシングスクールもほとんど姿をけし、留学生などを迎えて国際的に一流のマナーを学ぶための学校といったものになっているようです。


結婚前の女性が通うということで、花嫁修業とみなされることが多かったのでしょうが、イギリスでいえばハウスキーピング、日本語では家政学を学ぶというのが、ほんらいです。


イギリス人の住む家はどこもきれい、いつお客さまがあって、どの部屋に入っても大丈夫。
「それに比べて日本人の家はかなり雑然としている家が多いよう」(『英国スタイルの家事整理術』)と、佐藤よし子さんはいいます。


雑然というのは、よくあたっている気がします。
掃除機をかけても、拭き掃除をしても、雑然さはきれいになりません。
家族中のものが家中に散らばっていて、片付けても片付けてもすっきりしない気がして、美しい生活はなかなか実現しません。


主婦が楽になるために、洗濯機、掃除機、冷蔵庫とつぎつぎにうみだされ、さらに乾燥機や食器洗い機も一般的になってきました。
その一方で、主婦向けの雑誌にはなんどでも収納の特集があらわれ、だからといってそれが参考になって家がすっきりしたということも、あまりありません。


家庭科も、主要な科目に多くの時間を割くようになるとなくなってしまい、家政学を学ぶということは、とくに希望しないかぎり経験しないまま、それでもいったん主婦になったら、家のありとあらゆることをこなしていかなくてはなりません。



家政学(かせいがく、Home Economics)とは、家庭生活を中心とした人間生活における人間と環境の相互作用について、人的・物的両面から、自然・社会・人文の諸科学を基盤として研究し、生活の向上とともに人類の福祉に貢献する実践的総合科学である。

家政学-Wikipedia


家政学の領域には、家庭(政)経済学や、食物学、住居学、被服学、児童学、看護学などがあります。
また、生活行政学として、住宅政策、消費者福祉などがあつかわれます。


結婚して日々料理をつくるようになってみると、こんなはずではなかったと思うことがたくさんありました。
結婚前も多少は台所に立つこともし、料理は好きと思っていたのですが、手順のわからない料理ばかりでした。
だしのとり方もはっきりわからず、料理の本を買って、読みながらの調理が、しばらくはつづきました。
シミの抜きかた、アイロンかけ、ちょっとしたほころびの直しかたなども、そういえば家庭科でやったなあと思いながら、自己流でやっていました。


生活のほとんどすべてのことは、母親から手取り足取り教えられていたわけでもなく、母親のやっていたことをなんとなく思いだしつつ、あとは自分のやりやすいやり方で、だんだんに慣れて定着しつつやってきたわけです。


たぶん、結婚された皆さんも、親からはなれてひとり暮らしの方も、そんなふうだと思います。


大学の家政学部なども、さいきんではあまり、人気がないようです。
家政、というのも、家政婦などを連想させて、古いイメージのことばなのかもしれません。
小学校には生活科というのがあるようですが、どうようなことを生んでいくのでしょうか。


老人の介護、子どもの教育の問題、地域の中での暮らしかた、付き合い、健康管理、環境破壊につながりにくい暮らしかた、お金の問題、など、家庭のなかで考えなければいけないたくさんの問題は、日々解決していかなければなりません。
しかも、さいきんではどれも、ひとつひとつが難しいものになっています。


家の中の小さなことひとつがうまくできるような方法から、ライフスタイルにかんする基本的な考え方まで、自立するまでの人生のなかで、学ぶことができたらいいのに、と思います。
結婚してから場当たり的に、手探りで、本をひっくりかえしながらやっていかなくてもすむように。
ほんとうは、そのための場が、家庭でもあるはずですよね。


そんな家庭という場のことを考えていくことが、これからさき、もっと大切になるのではないでしょうか。


イギリスの主婦はなぜ、ハウスキーピングが上手なのでしょう。
私はここまでやってきてようやく、家庭のうまく機能していない問題に気がついたのですね。
これからでもまだ遅くない、主婦として勉強できることは学んでいきながら、少しでも生活にいかしていきたいと思っています。               



 △△△
ランキング参加! 
なるほど!とか感動!!があったら応援クリックお願いします


ライフスタイルblog彩top

参考HP『ザ・クイーンズ・フィニッシングスクール』


ブログ♪主婦は「経営者」「管理職」の自覚を持て 『Tech Mom from Silicon Valley 』

ブログ♪父の日雑感 - マネージメントとしてのお父さん、お母さん  『Tech Mom from Silicon Valley 』

ブログ♪佐藤よし子「素敵生活の英国式ハウスキーピング」  『ハッチのライブラリーU 』

ブログ♪ハウスキーピング  『ティーライフの夢貯金! 』

ブログ♪イギリス家事の謎。  『英国つれづれ日記 』



この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
出会い系サービス
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。