2009.10.30

子どものホスピスを知っていますか?

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先日の『NHK プロフェッショナル 仕事の流儀』では、アンコール放送で『診療所医師・中村伸一』をやっていました。

中村伸一さん、ほんとうに、すごい医師です。


私は、静岡てんかん・神経医療センターに重症心身障害児の長男を入院させていた時に、入院棟の本棚にあった山田貴敏さんの『Dr.コトー診療所』を、はじめて手にしました。

中村伸一さんの地域医療をみたとき、Dr.コトーそのままの人、現実にもそんな医師がいるんだ、となかば信じられないような気持ちでした。

  

中村伸一さんは、現在も、福井県おおい町名田庄地区の診療所で医師として働いています。

旧名田庄村で働き始めて、もう17年になるそうです。


村の気候や風土や暮らしぶりがわかり、そこに暮らす患者さんとは知り合いのようによく知っている、家族のこともわかっていること。

医者として病気の症状に対しての治療をし、治癒だけを目指す、という立場ではなく、患者さんがいかに生きるのが幸せかを考えた医療をおこなうこと。

自宅で最後まで暮らしたいのであれば、そのためにスタッフの態勢をととのえ、あらゆる手をつくそうとすること。


こんな医師が、身じかにいてほしいとは誰しもが思うことでしょう。
私も、そうです。

自分自身や高齢の両親のため、というわけではなく、重症心身障害児の、長男のために、です。


重症心身障害児は、呼吸や栄養、その他のめんでも生きていくのにリスクが高く、病気にもかかりやすく、どのようなことがきっかけで重篤な状態になってしまうかもわかりません。

ふだんの生活では、親か学校の先生がその様子をみまもりつつ活動し、生活するわけですが、やはり、こわいこともあります。

てんかんの強い発作、急な発熱、呼吸困難など、わかってはいても、動揺します。

また、自分をあらわす手段がほとんどない状態の重症心身障害児ですから、どこが痛いのか、苦しいのか、どうしたのか、体に表れている様子をみるしかありません。
いつも見ているはずだから、お母さんの責任といわれそうですが、小さな変化は見逃したり、いつものことと思ってしまったりということもあるのです。

困ったことがあったら病院へ行けばよいのではと思われるかもしれませんが、病院の医師は、当たり前ですが病気になったときの様子しか知りません。

ふだんとどれほど違うのか、生活するのに支障があるのかどうかというようなつっこんだ相談は、患者さんが次々と待っていることもあって、なかなかできないのが現状です。

こんなことだったらわざわざ病院へ来なくても家でなんとかなったのに、と思ったり、逆に急に入院と言われて困ったり、というような経験は、だれにもあることでしょう。


そんななか、イギリスに、「ヘレンハウス」という子どものホスピスがあることを知りました。

ヘレンハウスは、1982年、オックスフォードに、重い難病の子どもを家庭的な環境の中でケアすることを目的として、世界で初めて子どものホスピスとして設立されました。

ホスピスとは、「末期癌(がん)患者など死期の近い病人を対象に、延命処置を行わず、身体的苦痛を和らげ、精神的援助をして生を全うできるように医療を行う施設。」と、Yahoo!辞書にあります。

いっぽう

子どものホスピスのサービスとは、生命に限りのある病気を持つ子どもとその家族への専門的なレスパイト・ケア、緊急対応、症状の緩和及び死の看取りのケアをホスピスの建物あるいは子どもの自宅において提供するものです。


と、「英国子どものホスピス協会 」(The Association of Children’s Hospices)の理念にあります。


現在、イギリスには41、子どものホスピスがあり、カナダ、オーストラリア、ドイツ、アメリカなどの国々にもひろがっています。


日本テレビでさいきん、ニュース番組で子どもホスピス・ヘレン&ダグラスハウスをとりあげていたようです。

大阪では10月のはじめに、「子どものホスピス『ヘレン&ダグラスハウス』交流セミナー」が行われました。

日本ではようやくその存在が知られるようになったばかりの子どものホスピスです。

みなさんにもぜひ、その存在を知っていただきたいですね
老人であれ、病気のかたであれ、難病をかかえた子どもであれ、だれでもがその生を活き活きとまっとうできるはず、ということを強く思っていただけたらと思います。



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関連HP『こども-ホスピス.org』

関連HP診療所医師・中村伸一『NHK プロフェッショナル 仕事の流儀』

関連HP小西キャスターが「子どもホスピス」を取材 『リアルタイム-生放送終了後の生キャスターCatsh!』

ニュース関西発 『YOMIURI ONLINE』「子どもホスピス日本にも」…創設者が重要性訴え大阪市でセミナー

ブログ♪ドミニカさん: 「子どもホスピス」設立の英国シスター 『ある40代女性の生活』

ブログ♪わたしの人生を変えるような出会い 『牧師さんのちょっといい話』


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この記事へのコメント
コメントとトラックバックありがとうございます。
中村伸一先生のお名前は知らなかったので、ネットで探したところ、ブログも書かれているのですね。
患者さんの尊厳を大切にして親身になってくださる先生は、すばらしいですね。
Posted by モカ at 2009.11.08 08:17
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