2009.10.26

『京の手づくり』その1

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大村しげさん、『京のてづくり』。
大村しげさんが、「わたしの肌にいちばん密着した」「暮らしに近いところから選んで行った」手づくりの品々が紹介されています。

職人さんというと、ちょっと言いかたが硬いかもしれませんが、手の技をもった人々のはなしです。

講談社からの初版が昭和49年、文庫本の出版も昭和55年と、この本自体がひと昔まえのものになってしまい、現在では古本でないと手に入れられません。


京都という土地柄とはいえ、いまでもこれらの職人さんは、のこっているでしょうか。
手づくりのまま、作られつづけているのでしょうか。

 
気になって、ひとつづつ見てみることにしました。


石清水八幡宮の横川イトさんのかんざし

大村しげさんが『京のてづくり』を書いた時点で、じつは、すでに作られなくなっていました。

原因は、材料がなくなってきたから。
素焼きの鳩や、アヒルの羽で作った素矢、花のかたちをつくるためのツウ紙とかツクシ紙とかいった台湾の方から入ってきた紙などが、手に入らないということでした。

ほかの手に入りやすい材料でなら、作ることができないわけではないけれど、自分はつくらない、というところが職人気質とでもいうのでしょうか。

横川イトさん、京都新聞のふるさと昔語り2007年版では、96歳で、紙鯉をつくっていらっしゃったころのお話をされていますが、お元気でいらっしゃるでしょうか。


そのかわり、ということでもありませんが、石清水八幡宮の鳥居まえにある走井餅は、健在でした。

やわた走井餅は、大津追分の地で走井の名水を用いて、井口市郎右衛門正勝が餡餅を作ったことが始まりです。
走井餅の形は、三條小鍛治宗近が走井の名水で名剣を鍛えたという故事にちなんで、刀の荒身を表しているのだそうです。

なるほど、他では見ない、ふっくらとした細長いかたちです。

歌川広重は『東海道五十三次』を画いていますが、大津では、走井餅の走井茶屋がえがかれています。

         


茶店の前の街道を、米俵や炭俵を乗せた牛車が連なっていき、こんこんと清水が湧き出る走井の井戸もみえます。

お店は六代目のときに、京都、やわたの地に引きうつりました。

今でも走井餅はもちろん、季節の栗餅などの和菓子をお土産として買うこともできますし、あべ川もちやぜんざいも茶店で味わうこともできます。


和菓子というのは、創業○年というようなお店がのこっていますが、ひかくてき手づくりのままでのこしていきやすいのでしょうか。


こればっかりは機械では出せないという味や、微妙な色ぐあい、やわらかな形など、和菓子職人が作り上げるものがあるのでしょう。


大村しげさんから教えられた手づくりの品巡りは、また次の機会にもやってみたいと思います。




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