2009.09.01

ハンドメイドのルーツ

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村 [ハンドメイド] ブログ村キーワード

先日のブログに、大村しげさんのことを書きましたが、さっそく、本を買いました。

いちばん気になった『しまつとぜいたくの間』です。
『京のてづくり』も買いました。

大村しげさん、どこかで知っ   ているはずのお名前と思ったら、『京都火と水と』という、京都にかんする本を読んだことがあったのでした。


そのほか、『京 暮らしの彩り』という、もう私は読むしかない、という題名の本もみつけ、ほくほくしながら注文しました。

 
その前に、読んでいた田辺聖子さんのエッセイ、『ひよこのひとりごと』に、「つづくりもの」という文がありました。

昭和40年代に子育てに直面した田辺聖子さん、「<もったいない>はもう死語になっていた。」とおっしゃいます。

大手のスーパーで衣料品も安く買うことができるようになり、つくろった靴下も子どもたちにきらわれたとのこと。
なるほど、そのころから、現在の消費生活へのスピードが加速したのでしょう。


いまでこそ、「もったいない」ということばは外国人によって賞賛されてみなおされ、ハンドメイドもよろこんばれるようになりましたが。


そんな田辺聖子さん、『姥ざかり花の旅笠』の取材で、つづくりものに久しぶりに出会い、なつかしさと感動をおぼえています。

場所は、北九州市立自然史・歴史博物館。
堀切辰一さんという、庶民の古い時代の裂や衣類を蒐集し、研究されている方のコレクションがあります。


女性の労働着である半纏、子どもや籠をせおうために薄くなったところに、裏から布をていねいにあてて繕ってあります。

男物の野良着も、少しでも美しく見えるように、いろいろな柄の布も配色よく繕ってあります。

すりきれては接ぎ、をくりかえし、万華鏡のようにはぎれが縫い重ねられた着物は、ひとつひとつが宝もののようにみえることでしょう。

おなじハンドメイドといっても、趣味でやるようなものとは、意味がちがう、昔の女性は「つましく、まっとう」というのは本当だと思っていました。


そして、大村しげさんの『しまつとぜいたくの間』を読んだら、びっくりです。

繕い物というハンドメイドを、日常生活でこの上もなくていねいに心をこめてやっていたのは、なにやらおお昔の女性のような気がしていたら、大村しげさんは、そんな女性の代表のような方だったんです。

もめんの浴衣や使い古しのタオルは、最後はぞうきんに縫うのですが、これを縫う糸は、「ぬきそ」か短い屑糸。

ぬきそというのは聞いたことがなかったのですが、着物やらの衣類をほどいたときの糸だそうです。
なるべく切れないようにぬいた糸を、絹や木綿、色別にしてとっておくのだそうです。

最近では、ぬきそもあまりできなくなったので、針仕事のとき、さいごに針に残った糸を、3センチでもとっておいて、ぞうきんを縫うのにつかうというてっていぶり。


着物ももちろん、よそ行きがちょっとお使いにいくときのちょい着になり、はおりや半纏になります。
これは絹の着物。

常着は、前と後ろをとりかえたり、傷む部分を交換して縫いなおしながら着てから、仕事着になります。


気に入った大島紬は、薄くなってすりきれたところもでてきたので、裏からあれこれ当て布をして仕立てなおします。

つぎをつぎとも思わせず、裁ちおろしの着物を着ているように見せるのも、これは気甲斐性である。


なるほど、これこそが、京のしまつというものなのだと、納得できました。


そんな大村しげさんも、古いものがあるうえに新しいものが増え、「もうお手上げ」。

「売ったりほかしたりするのはとんでもない」ので、あれこれ使い道を考えます。


ここで、現代のハンドメイドの出番、となります。

着物をさき織りの帯に仕立ててもらったり、パッチワークをする方にゆずったり。

ご自分でも袋ものをつくって、人にあげたり。


けれど、こんなことぐらいでは、なかなか布も減りませんなあ。
 とにかく、わたしは人さんの迷惑にならんよう、自分のものは自分の手で整理をすまさんならんと、あせっているのである。

という大村しげさんのもちものは、ほとんどすべて、国立民俗学博物館にひきとられ、コレクションとして保存されています。

これは、長いときを経て、再生されつづけ、すてずにとっておかれたものたちだからこそ、ですね。


私は、さあどうしよう、「物にも生命はあるのんえ」などといわれると、捨てるにすてられなくなります。


パッチワークも、ハンドメイドの小物づくりもしたい、布ならたくさんある、のですけれども。
時間とおりあいをつけて、できることからやっていくしかないですね。


「堀切辰一コレクション 襤褸 風呂敷〜包む・結ぶ・伝えるこころ〜」
北九州市立 いのちのたび博物館[ 自然史・歴史博物館 ]で、9月28日(月)まで開催中だそうです。



 △△△
ランキング参加! 
なるほど!とか感動!!があったら応援クリックお願いします


関連HP『「コレクション 襤褸 風呂敷〜包む・結ぶ・伝えるこころ〜」』 〜北九州市立 いのちのたび博物館[ 自然史・歴史博物館 ] 

関連HP『パンテーラ・ジャパン』

ブログ♪ハンドメイド 着物リメイク レトロ柄の縦長バック 和風 USED 手作り!! バッグ 出品再現ノスタルジー  『メイキングオブ MACKYs』


⇒こちらも読んでライフスタイルblog彩
 ☆『台所に暮しがあらわれる
 ★『山口怜子さん
 ☆『京都のしまつは、ふだんの暮らしにお金かけへん
 ★『毛塚千代『手作りのあるやさしい暮らし』を3K団地で


この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
出会い系サービス
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。