2009.07.10

衣の文化

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きのう聞いたことばから、子どものころのことを思いだしました。

そのことばとは、洗い張り

みなさん、ごぞんじですか?

    
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 「和服を解き洗いして仕上げる方法。着物などの形になっているものを全部解き離して、糸くず、ごみを除き、洗濯をする。そのあと布に応じて次の仕上げ方法をする。」

と、Yahoo!百科事典にはのっていました。

仕上げの方法としていくつかのっていましたが、私が知っているのは、板張り仕上げというものだと思います。

着物をほどいてのり付けをした布を、専用の板に張り付けて乾かすのです。


天気の良い日に、着物地をはられた板がなんまいか、玄関のわきのあたりにたてかけてありました。

小さい頃のことで、その風景や、はじめはぐっしょり濡れながら板にぴったり張りついていた布たちが、ながてぱりぱりになっていた、ことをなんとなく覚えています。


Yahoo!百科事典には、「第二次世界大戦までは家庭ですることが多かった」なんていうことが書いてあって、私はちょっと戦前生まれとまではいきません、と思いましたが。

いなかだったこと、祖父母が着物での生活がわりあいに多かったために、自分の家で、洗い張りをやっていたのでしょう。

ときには、普段着を解いたきれいな部分だけや、なにかの布の切れはしでしょう、小さな布がいろいろにはりあわせた板もありました。

そんなふうにきれいにした着物や小さな端切れまでを、祖母は、ていねいに、風呂敷に包んでとってありました。


私の生まれた家は、養蚕をしていました。

たいせつなものだからということでオカイコサマとよばれていた蚕を飼って、桑の葉をとってきて与えては、が繭になるまで育てるのです。

蚕は、とても食欲旺盛で、一日中夜でも桑の葉を食べつづけます。

何匹もの蚕が、桑の葉を食べるので、しゃかしゃかともしゃくしゃくともいえないような独特な音がします。


蚕についてちょっと調べてみると、おもしろいこともわかりました。

蚕は、人に飼われつづけたため、自然には適応できないようで、
脚も退化し、木に自分で付いていることができないそうなのです。風が吹けば、かんたんに落ちてしまうのだそうですよ。

そういえば蚕を飼うのも、カゴロジという竹で編んだ平らな籠状のもののなかでした。


蚕が繭をつくるときに口からだす糸が、絹です。

その昔、絹をもとめて中国へやってきた商人たちの交易路が、シルクロードですね。


現在では、野生のヤママユガの繭から糸をとることも行われているようですが、これはとても美しい、緑色の光沢のある糸だそうです。


さて、繭になった蚕は集荷されていってしまうのですが、私の家では、自宅用にということなのか、できのよくない繭を残したということもあるのか、自分の家でも糸をとっていました。

繭をゆでて、糸をとりだし、何本かの糸をよりあわせて絹糸にするのですが、この作業はあまりよく覚えていないのです。

その糸を、染めにだし、染めた糸を織るということまでやっていたはずなのですが、これも覚えていません。

機織り機だけは見たことがあるのですが、それもいつのまにかなくなっていました。

作業がたいへんで、私の小さいころにはもうやっていなかったのでしょう。


いま、あらためてこれらの全作業をやるとしたら、とてもたいへんなことですが、その当時は、生活のなかであたりまえのようにやっていたことなのです。

スローライフの原点ともいえるこれらのことが、ふつうに、普通の家で行われていた時代にこそ、衣の文化があったのだろうなあと思いました。



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関連HP 簡単洗い張り

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