2009.06.18

平安時代の色々

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平安時代というのは、なんとも不思議な時代なようです。



平安時代
といえば、『源氏物語』、王朝文学、雅、といったことをおもいうかべます。

蹴鞠、直衣、十二単、弘徽殿、紫式部、光源氏、寝殿造り、などなどのことばをならべただけで、平安時代のイメージがうかびあがりませんか。

 
そんな平安時代の、ふしぎなこと。


時代背景もいろいろあるし、貴族と平民の生活はもちろんまるでちかうのだけれど、美術や文化として今につたえられるものは、貴族たちの生活からうまれたものです。

その貴族の生活にかぎってみても、たとえば、漆の工芸品はすばらしいものがあるのに、陶器はまだかわらけといったものしかなかったこと。

金銀の粉を蒔いてえがく蒔絵だの、貝をうめこんだ螺鈿の細工だのでかざられた漆の器に調度品などは、あの、おひなさまの豪華さそのままです。
牛車という乗り物でさえ、漆ぬりで装飾がしてあったことを思うと、現在の高級車でさえおよばない贅沢さではないかと思います。


室内も、装飾された几帳や屏風で間仕切りをし、「『少納言よ、香炉峰の雪如何ならん』と仰せらるれば、御格子上げさせて御簾を高くあげたれば」(『枕草子』)というようないっけん優雅かとおもわれるようすですが、冬はほぼ室外同然の気温で、寒かったことでしょう。

塗籠という壁でしきられた部屋もあり、寝室として使うこともあったようですが、後にはおもに納戸として使われることになったようです。

壁をつくることだってできたのに、なぜか寝殿造りは、柱と建具ばかりの建てものです。
夏の暑さをしのぐためか、外からの明るさをもとめてのことなのでしょうか。


有職故実というものがあります。

官職・儀式・装束などについて古来からの先例を規範とすることです。
官職などについてはともかく、衣装についても、色、形、模様についてまでこまかく決められています。

京都でおこなわれる時代祭は、この有職故実に忠実にのっとったものなのです。

華やかなようではありますが、この季節、この行事にはこの色でこの織り模様のと決められたものしかないということでもあります。

ですから、花鳥風月などのことばから思いうかべるような、一枚の着物のなかに花が咲き鳥が舞い、水が流れるような風景をきれいな色彩で描いたという衣装は、平安時代にはないんですね。


古典の授業をうけていたころ、国語便覧という教材がありまして、有職故実、平安時代の衣装、重ねの色目などについてかいてある頁があったと思います。

まずそこに興味をひかれ、平安時代への憧れのままに『源氏物語』や『枕草子』を読んでいました。

だんだんおもしろくなり、平安時代や王朝というものにも興味が広がって、『源氏物語』をめぐる貴族の生活についての本もあれこれ読みました。
そんななか、以外に優雅でなかったり、不自由な貴族の生活を知って、なるほどなあと思ってはいたのです。

それでも、どうしても『源氏物語』のもつ優雅なイメージはくずれることなく、このごろはそうした古典の世界からもとおざかっていました。


襲色目など、なんともいえない色彩の世界にあらためて興味もあり、また、ある面では優雅をきわめたものの別の面ではまるで発展をみなかったアンバランスな平安貴族をおもしろいと思います。

もういちど古典の世界へ、というのも楽しそうす。

      



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関連HP 襲色目と重色目 〜有職文化研究所

関連HP 十二単・束帯について 〜日本の服の歴史 Maccafushigi

関連HP 風俗博物館

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