2009.04.24

地域に出ていく子育て

  [子育て] ブログ村キーワード

子どもの虐待について、ある精神科のお医者さんがおっしゃったということで

(前略)「親と子の関係が一本しかないということ。それが一番の問題だと思う」とある方がおっしゃって、なるほどと思いました。親子が向かい合う、それだけになってしまっている。子どもが別の関係を複数つくっていて、親子の関係がone of themだったらいいのに、とおっしゃるんですね。

『幸福に驚く力』清水眞砂子


そして、清水眞砂子さんは、「子育てというものは、ついでにすればいいのに」ともおっしゃっています。

えっ、ついでなんていうことでいいの?と、思いませんか?

  清水眞砂子

いまのお母さんたちに、子育てはついでにやりましょうなどといったら、疑問どころか、反感をもつかたもいらっしゃるのではと思います。

子育ては、いっしょうけんめいに、まじめに親がとりくむべきもの、という思いです。
そういうふうに、先輩に、専門家に、周りの人におもわされてきた気がします。

子育て、ということばが特別にとりあげられるようになってからは、やはりそれは、親のみに関することで、子どもをいかに育てるか、小さい頃はどう遊んでやればよいとか、こんなことばをかけて、どうむきあって、とこと細かに本にもかかれてきたのです。


私自身は、いつのころからか、子育ては生活の一部であって、親にとっては子育てだけがやるべきことではない、というような気がしていました。
たぶん、毛利子来さんの本などの影響だと思います。

じっさいに、重度心身障害児の長男をかかえたうえでの、次男の子育ては大変でした。

そこで、はやくから保育園に預けることを考え、近くにほんとにいいところがあったので、1歳ちょっとからあずけることができました。

それはそれで、ひとりで必死になって次男をかかえては長男の通園施設へ通いということがなくなって、精神的にも楽になり、次男にとっても生活の場が広がり、よかったのです。


けれども、清水眞砂子さんのおっしゃるような、ついでに子育て、は、もっとひろい、地域やまわりの人間のフォローがないとできません。

これは、たぶん、お母さんが買い物か仕事かで帰りが遅くなっても、子どもが家のまわりで遊んでいて誰かしらの目が見ていてくれる、危ないことがあればその場で注意してくれ、世話をやき、めんどうをみてくれる、そんな地域の状況のなかでこそ、可能なことなのです。

清水真砂子さんは「生きることが下手になっている」と書いていらっしゃいますが、お風呂をかしあったり、なにかしら融通しあったり、よその子どもが自由に家に来ていてもお互い様だったり、そんな時代が終わってしまったということでしょう。


いま、学校への行き帰りや遊びに出ることでさえ、ひとりではいけません、と学校からの注意書きに書いてある時代です。

ますます生きづらくなっているかもしれません。


なにより、自分が、よほどどうしようもないかぎり、子どものことをちょっとお願いしますと頼めるような状況になっていないし、程々に、気楽に、世間の人々とまじわってそれがあたりまえ、というやり方に慣れていないのです。


そんななか、

家庭だけじゃなく自分が地域に出ることで、子どもの安全につながるということ。「たとえば、近所の商店街で買い物をすると、お店のおじちゃんおばちゃんは、子どもの顔を覚えてくれるから、登下校の時も見守ってくれる。だから父親は安心です。逆にそこで父親が意識すべきは、すべてを大型スーパーで済ませるのではなく、地元の商店街があればそこで買い物をする。地域経済が潤えば商店街は生きながらえて、地域の安全性はいつまでも担保される。またそうした安全安心な地域コミュニティーができれば、『子育てがしやすい街』というブランドを獲得でき、お父さんがローンで買った家の資産価値は下がらない。父親が地域に関わることで、実はそういうメリットも生まれるわけです」。
(安藤哲也 FELISSIMO CONTENS)


とおっしゃる、安藤哲也さん。

安藤哲也さんについては、以前にもブログに書きましたが、こんな魅力的な発言もされているんですね。

保育園や小学校の活動にも積極的に参加し、地域の人たちにまず、ああ、安藤さんのお父さんというふうに覚えてもらうこと。
さらに、学校や地域を活性化したり、問題になるようなことがあれば自分から解決への道をきりひらいていく。

そんなことを、父親としての、子どもができたことの特権として楽しみながら行うことのできる安藤哲也さんは、すごいですね。


子どもがいるということ、子どもが学校へ通っているということでは、安藤哲也さんとなにも変わったことはない、ただ気持ちの上ではなかなかそこまでの切り替えができない、まだまだこれからの、私の課題だと思います。


 →みんなはどうかな?子育てブログランキング


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ブログ猪苗代おかんの奮闘日記『猪苗代町歩いて暮らせるまちづくり推進委員会 [INAWASHIRO〜学びいな] 』

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