2009.04.22

リサイクルのサイクル

さいきん、リサイクルについてなどブログにかくことがありました。
(『みんなにECOなこと』)
しばらく前のことですが、日本の「もったいない」ということばが、とてもいいことばとして、日本はいまとても大きな消費国家になってしまっているけれど、こんないいことばがあったじゃないと取りあげられていたと思います。


環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人のワンガリ・マータイさんという方が、日本にきたときに「もったいない」という日本語に感銘を受けたのだそうです。

この「もったいない」を、環境を守る世界のことばとして広めたいという運動があるのですね。

 
もったいないということばがわざわざなくても、生活自体がリサイクルだった、そんな時代があります。

江戸時代です。
ことに、江戸などの、人の集まる都市でのことですね。

 だから、処理といっても捨てるなどとんでもない話で、いかに上手に再利用するかに知恵を絞り、長い時間をかけて、びっくりするほどむだがなく洗練されたリサイクルの方法を確立したのである。その徹底ぶりは、ほとんど芸術的といっても大げさではないほどだ。



使ったものを再利用するというシステムができていて、それは善意の人に頼るとか使えそうなものだけを集めるということではなく、生活がおおきなリサイクルという輪にのっているという感じがします。


まず、修理屋さんの多いこと。

提灯の紙張り替え、眼鏡、鍋のなおし、などというものから、瀬戸物の修理、下駄の歯直し、鏡磨き、包丁の研屋まで、仕事として専門に修理する人がいたのですね。

しかも、江戸時代によくある天秤棒にかついでの商いのしかたと同じで、家にいても修理屋さんが回ってくるという便利さです。


古いものを集めて回る仕事としては、古着、木屑、傘の骨、樽、などで、これらは再利用につながったものですね。

なかには、灰、下肥というものを集める仕事もあって、これらはおもに、農村用の肥料に使われたようです。
灰は、なかなか用途がひろく、灰汁として紙すき、繊維をとったり染色に利用するなど、重要なはたらきがありました。


たとえば、紙をつくるのも、日本では楮の木の皮を利用しましたが、それも春に芽吹いて育って一年目の枝を冬前にかりとって使いました。
すると、次の春には、同じ木からまた、新しい芽が出て延び、次の年のぶんに使えるというわけです。

そうやって作った紙は、もちろん使い終わったからといって捨てはせず、紙くず買いによって集められました。
和紙は、長い植物繊維でつくられているため、漉きかえしてさまざまな紙にまた生まれ変わったようです。


その他にも、紙くず、木っ端、古くぎなど、拾って歩く専門の人もいました。
ごみといわれるようなもの、ほとんど何でも、引き取り先があって、再利用価値があったということですね。


ところが、もったいない、を日本人がいま実行すると、ちょっと違ったほうへ向かってしまうような気がします。

お金がもったいないから、安いもの(輸入した野菜、大量生産されたもの、など)を買っておこう。

時間がもったいないから、朝は早く仕事に出かけて、朝食はコンビニで済ませよう。

せっかく買ったのにもったいないから、捨てずにとっておこう。

こんなこと、ありませんか?


ほんとうにもったいないのは、何なのでしょうか。

きっと、よい環境なのですね。



私の家の近くでは、なぜかエコバックの普及率がかなり高そうです。

田舎で、あまりエコなどということばが定着しそうもない場所かと思うと、そうではなかったんですね。

自宅から行かれる範囲のスーパーは、すでにどこもレジ袋は有料化しており、あまりそれについて文句を言う人もいないようです。

スーパーの袋も便利だったけれど、買い物袋やらもっていくのはもともとあたりまえだったという世代の買い物客が多いのかもしれません。

エコなんていうことばはとくべつ知らなくても、ふつうにもったいないことのないように生活できたらいいなと思います。

→エコにもはまろうライフスタイルブログ 遊び心

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