2009.03.30

できること、できないこと

『障害をもつ子のいる暮らし』という本があります。

毛利子来、山田真、野辺明子さんの編著ですが、私はこの本に子どもの障害を知ってまず出会うことができて、幸せだったと思います。

 障害をもつ子のいる暮らし

毛利子来、山田真さんは、『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』の編集代表でもあります。

『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』に対応して、学校へ行くようになってからの『おそい・はやい・ひくい・たかい』という雑誌もあります。

ふつう、並べるなら、おおきい、ちいさいとなりがちなように、どうしても、大きいこと、強いこと、早いこと、高いことが良いことと考えがちな価値観に、疑問をもとうというこれらの雑誌の名前からして、期待が持てます。


その毛利子来さんが「できないことの意味」(『障害児のいる暮らし』という文のなかで、こう書いています。

なにかが「できる」ようになることは、その裏で、必ず「できない」ことを作る

「できない」ことには、「できる」こととは別の、良いところ、優れたところがある


子どもの障害を知り、多少ゆっくりでも発達すれば良いかと思っていた希望もくつがえされ、ほとんど発達は見込めないだろうとわかってきたころ、なにかができるということ以外に、どんな価値があるのだろうと思い悩んでいた私の前に差し出された答えが、これでした。

やはり「できる」ことのほうが「できない」いいに決まっていると思いこんでいた私にとって、藁をもつかむ思いでした。

障害児というのは、どうしても○○ができない子ども、△△ができにくい子どもというようにとらえられがちです。

重度心身障害児と生活していると、できないことが当たり前ということが多いです。

ひとつのことを取りあげて、できないという否定的な言い方をしてしまうと、それで終わりです。


「できない」ことも認めるという価値観は、けっして藁のようなたよりないものではなく、その後も私を支え続けてくれています。

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 彩 コラム


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この記事へのコメント
トラックバックしていただき、ありがとうございました!
「妊娠日記」のnaoです。

「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」は私が加入している生活クラブ生協の本のカタログでいつも紹介されていて気にはなっていたのですが、最近初めて読む機会がありました。
個人的には、山田真さんのこどもの病気や薬などの考え方に共感することが多いです。

何かと平穏無事ではいられない子育ての日々、親も子もいろんな人のいろんな考えに触れて育っていきたいものです。

ではでは!
Posted by nao at 2009.03.31 11:59
naoさん、こんにちは。

こちらこそ、トラックバックさせていただいて、ありがとうございます。

そうですね、テレビや、子育て雑誌だけの偏った情報に頼らないで、親としてのしっかりした芯のようなものをつくっていきたいですね。

Posted by 彩 at 2009.04.05 13:37
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