2009.03.18

早春の、たき火

庭の木々の間から、煙がたちのぼっています。

たき火の匂いがします。

急にいろいろなことを思いだして、なつかしく感じるのは、もうすぐ4月、新学期、新年度をむかえる前の、この時期だからでしょうか。

  やさしい春を想う

たき火といっても、童謡『たき火』にあるような、冷たい手をあたためたくなるようなたき火とは、ちょっと趣がちがいます。

この時期、農家では、冬のあいだに枯れた枝や、雪が消えてあらわれた吹き寄せられていた葉っぱなどを集めて、やします。

庭で松葉をやせば、また、松葉独特の匂いがします。

杉の葉をやすと、ぱちぱちと音がします。


果樹農家では、剪定して落とした枝を、集めて、畑に大きな穴を掘ったなかでやします。

冬のあいだに要らない枝として落とされたものはけっこうな量があり、乾燥したこの時期には、どんどん燃えて大きな火になります。

子どもの頃、なんども畑のなかを往復しては、集めてあった枝のたばをたき火のそばまで運んだものでした。

近くでは熱くて、顔を背けたくなるようなの勢いです。

顔を横向け、火から離れた場所から、えいっと枝の束ごと、火のなかへ放り込みます。

火はどんどん燃えて、あっという間に枝を燃やし尽くしていきます。

霞んだような春の空のなか、煙でさらにかすんだようになりました。


こうして火が小さくなると、まだ少し燃え残っているうちに水をどんどんかけ、火を消して、をのこします。

水をかけてもかけても、火はいつまでもくすぶって、少しでも風が吹くとまた、ぱっと燃え上がろうとします。

炭になってきた枝をほり返しては水をかけ、まんべんなく冷えてくると、炭の完成です。

この炭は、掘りごたつ用に使うのです。

いまでは、炭で暖まるこたつも、とても懐かしいものになってしまいましたね。



こんな大きな火をたくばあいには、消防署の許可も必要です。


ほんのすこし前まで、いなかでは、なんでもごみは、燃やして済ませていました。

ダイオキシン問題で、一時のような家庭用ごみ焼却炉も使われなくなりましたが、それとともに、火を焚くこと自体が減ってきました。

自然のものだけで循環している間はよかったのですが、化学物質が登場してきたことで、そのバランスも崩れてしまったんですね。

プラスチック類を燃やすと、燃えかすはねじれたような黒こげのものが残り、臭いもくさく、煙も真っ黒。
この時点で、おかしいことに気がついて、すぐに燃やすことを止めていれば良かったのですが。


たき火の煙をおいながら、春をかんじる、そんな日を、もう少し楽しみたいですね。



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春よ、来い・・・なごり雪♪

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