私は、新聞でこの方の記事をみかけるまで、知りませんでした。
新宿駅でゴミ拾い、また路上詩人優字として日本を縦断、講演会活動などでも活躍されている、まだ二十二歳の若者です。
ついこの間まで「『夢なし』『自信なし』『希望なし』誰もが認めるダメ男・荒川祐二」(著書紹介より)だったなんて、信じられますか?

『半ケツとゴミ拾い』という著書も書き、講演会で『誰にでも出来ることが、人生を変え、世界を変える』ということを伝えているという、荒川祐二さんは、ごく普通の大学生でした。
自分が嫌いで死んだほうがましと思いつつ、でも生きている、何かを変えたいと思いながらなにもできない、なにをしたらいいのかわからない、荒川祐二さんも、ふつうにそんなふうに思っていたのです。
社会人になっても、大人になっても、やっぱり、半分くらい死んだまま生きている、そんな感じがある人は多いと思います。
そんななか、荒川祐二さんが始めたのが、新宿駅東口の掃除です。
これには、ドキュメンタリー映画「107+1 〜天国は作るもの〜」を見て感動したというきっかけがあったそうです。
荒川祐二さんのすごいのは、その映画を見た翌日から、えいっと清掃活動を始めたこと。
いちばんはじめのころは、「一緒に掃除してくれる人募集!!」
と書いた看板を背負いつつ、周りの人にゴミを投げつけられたり、わざと目の前でタバコの吸い殻を捨てる人がいたりしながら、続けていたそうです。
どうしてそういうことができるのだろう、と思いませんか?
しばらくして、少しずつ手伝ってくれる人がでてきたり、温かい目で見て励ましてくれるようになってからなら、私も参加できるかもしれない。
でも、ひとりではじめる、ということはできるでしょうか?
荒川祐二さんは、学生卒業と同時に出発を決めた日本縦断の旅への出発について
「『思い立ったら、すぐ行動。』
行動する前に立ち止まって考えてしまうと、出来ない理由探しをしてしまう。」
とブログに書いていらっしゃいます。
これは、先日清川妙さんについて書いたブログで取りあげたことば、「何歳でも思い立ったが吉日」「六十歳くらいで志をたてても大間に合い」と同じですね。⇒『年はかさねるもの』http://irodori-life.seesaa.net/article/114159966.html
もちろん、荒川祐二さんは、まだとてもお若いので、大間に合いも大間に合いです。
だれにでもできるはずの、始めること。
始めてしまえば、あとはやるだけ。
荒川祐二さんはすごい、すごくて素晴らしいけれど、ごく普通の人、拍手だけして終わらずに、自分も一歩をふみだしたい、そう思いませんか?
⇒荒川祐二さんHP
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