お元気かなと、ちょっと調べてみると、1月にはNHKラジオのラジオ深夜便でお話をされたり、雑誌『いきいき』3月号にも連載中ということで、まだまだご活躍のようすです。
87歳に、おなりだと思います。


カルチャーセンターの万葉集の講座でのお話から、清川妙さんが以前に『旅』という雑誌に書いた文章を読み返して、こんなふうに書いていらっしゃいます。
「初々しさは文章にも出ている。若い脚力に任せて歩き回っていることは驚くばかり。」
さて、若い、初々しいと書かれている清川妙さんの年齢は、四十八歳です。
なんというか、やられた、と思いました。
40歳から文筆活動をはじめられた清川妙さんにすれば、48歳は、初々しいといえるのでしょうが。
いま、私の年齢と引きくらべて考えると、これはまずい、と思わずにいられません。
疲れた、とか言っているばあいではありませんね。
そう思うと、
「何歳でも思い立ったが吉日」「六十歳くらいで志をたてても大間に合い」
のことばが、あらためて心に響きます。
この、清川妙さんの『86歳、こころ若く生きる』のなかに、はじめて教師として教えた女生徒がいまも、古典の教室へ通ってきているというはなしがあります。
この方たちの中には、ホームページを立ち上げて、清川妙さんのほんの紹介などもされている方がいる、というので、どんなふうかとのぞいてみました。
本に紹介されていた方のホームページは、『月の船、星の林に』でした。
そして、この方がブログも書いていらっしゃる、『すぴか逍遥』。
どちらも、お年を感じさせない内容、デザインもすてきなページです。
興味をもってもう少し調べてみると、どうやら、清川妙さんの薫りをうけついだ方たちのブログを他にも発見し、ひとり感心したり、喜んだりしてしまいました。
『別所沼だより』
『「カラマツの下の花畑」・・・・♪』
それぞれ素敵で、ブログはこういうものかもしれない、とあらためて思わせられるような内容でした。
お婆さんといってよい年齢の方達のはずなのですが、そんなことをいったら失礼になる、もっとぴしっとのりのきいた、背筋のとおった生き方をしていらっしゃる、そんな方たちを思わせられました。