2009.02.12

和を奏でる着物

林真理子さんの本を読んでいたら、とても着物を着たくなってしまいました。

大きめのスカーフをするような感覚でを選び、アクセサリーをきかせるのと同じように、締めと揚げを選ぶ。
 こういうことをするのが着物の醍醐味で、ちょっとやり始めると完璧にハマる。

着物にはこと細かなルールがあり、それをめんどうくさいと思うか、楽しむかは個人の自由であるが、日本の四季を体と心で感じるために、さまざまなきまりごとはあると思っている。

『強運な女になる』 林真理子


みなさんは、さいきん着物、着ていらっしゃいますか?

  はじめての着物
ほんとうに林真理子さんの書いていらっしゃるとおり、着物締めなどをひろげて、あれこれとりかえては、これがすてき、こちらも素敵とあわせてみるのは、このうえもない、楽しい時間としかいえません。

同じ着物でも、の色を濃くしてみたりすると感じが違いますし、揚げも、ポイントとして目立つ色を使うか、同系色できれいにまとめるか、などなど、着物や小道具があればあるだけ、組み合わせが広がります。


もっとも、私も、着物を着慣れているわけではまるでないのです。

この10年というもの、着物に手をとおしていません。

重度心身障害児を育てている身ではしかたがない、とあっさり諦めていたのですが。


はたちになる前に着物屋さんへ連れて行ってもらってから、着物は大好きでした。
母親も着物好きだったようで、展示会などへ連れて行ってもらったこともありました。

もちろんどの着物もきれいで、呉服屋の店員さんがあれこれと合わせてくださるのも、目移りしてしまいます。

けれども、たまたま来合わせた呉服屋のご主人が、さっと取り出したや小物との取り合わせの見事なこと。

締めは、これ。伊達襟にはこんな色、と、組み合わせればくみあわせるほど、素敵になっていきます。


そんな楽しみを味わいたくて、着物の着付けを習ったこともあります。

たまたまごく近くでやっていた教室だったので、通いはじめたのですが、引っ越しとともに縁がきれてしまいました。

そこは、何ヶ月かで着物の着付け一般を終了することもできますが、それよりも、教室へ通うことで着物を着る機会を増やし、のちのちは着付けの免状をとることもできるというシステムのようでした。

私は、ただ着物を着ることを楽しむことができればよいので、着付けの正しい方法を学ぶという目的とは微妙にちがっていたので、あまり残念とも思わずに教室を止めてしまいました。


もちろん、結婚式やその他、晴れの場所で着る着物もよいのですが、もっと日常的に着物を着ることはできないかと、思っていたのです。

祖母が、ちょっとしたお出かけでも、着物にさっと着替えて出かける姿をよく見ていました。

お正月や季節の行事に、ちょっと特別な食事にいくときなど、着物を着ていくことができたら、きっと素敵でしょう。
でも本当は、もっと、毎日の生活の中で、着物で過ごすということができたらなあと、思います。


わざわざ着付けを習ってしまうと、補正をするだの、着付けをしやすいという道具だの、いろいろ必要になってしまいます。

祖母の時代、それより以前の着物が日常的だったころの人たちは、なにもいちいち、きちんと着付けをしていたわけではないでしょう。
私たちが洋服を着るように、着物であっても着崩れない程度に、ひも何本かでさっさと着ていたと思うのです。



いま思いたってちょっと調べてみると、やっぱりいるんですね。
着物を日常的に着ている方。

職業がらとかではまったくなく、アンティークの着物から興味をもってよく着るようになった方、仕事にはスーツで出かけるけれども、家に帰ると着物に着替え、子どももそうであるという方もいて、びっくりもし、羨ましくも思いました。

そういう方はやはり、着付けを習ったわけではなく、お母様お婆さまに教えていただいたとか、着物をあつかっているお店でちょっと教えてもらったということでした。

着物を着ることじたいについては、慣れる、ということなんですね。

外出するようになったり、イベントで着ようということになったとき、はじめて、着物の格とか、とのきちんとした取り合わせということを考えればいいのでしょうが、今では、形から入るようになってしまっているんですね。


もういちど着物をとりだして、着てみようとするのには、もう一歩、エイっとふみきるタイミングがいりそうですが、着物のことを考えて、いいなあとあこがれていたら、きっとまた、なにかがおこりそうな気がします。

心のなかに、着物という夢のはいる場所をつくって、もう少し、まってみるつもりです。

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