2008.09.22

イエスオワノウ?

英語では、「あなたはナニナニしますか?」という問いに、必ず「イエス」「ノウ」を先に立てて答える。
どうしようかなとためらっていると、重ねてたずねられる。それも「イエス、オワ、ノウ?」とゆっくりではなく、「イエスオワノウ?」と畳み掛けた調子なのだ。

 先生はよく、こう私を叱った。
「ノウ・エクスキュース!」


『八十四歳。英語、イギリス、ひとり旅』 清川妙



「今出かけるの?それともあとから?」
「これ、買うの?買わないの?」
「捨てようかしら、どうしよう」

人生は、イエスオワノウに満ちている。


わたしも、我が家の住人たちも、イエスオワノウ?にお答えするのは、ひじょうに苦手だと思います。

図書館行く?どうする?とお互いに言いっぱなしで、結論が出るまでに1時間もかかっていたりします。

清川妙さんも、英語をおしえていただいた先生との会話で、ためらったりあせったりしながらも、「イエスとノウがはっきり言えるようになった」そうです。
それはなにも、たいそうな決断力とかではなく、「感情からだいぶ贅肉がとれて」「物事はすっきりと合理的に運ぶ」ということのようです。

つまらないところで、もたもたひっかからずに、さっさと本来やるべきことにすすむ、ということなのでしょうね。


「ノウ・エクスキュース!」というのは、「言いわけをしないで!」ということです。

清川妙さんも、宿題をしないでしまって先生によく「ノウ・エクスキュース!」を言われたそうです。清川妙さん、56歳のころのことですが。

「イギリスでは、子供時代、少年、青年時代を通じて、両親や学校の先生などから、この言葉を浴びて成長していくのだろう」とありますが、日本でも、少し前の時代までは、「いいわけはするな!(ぴしゃん!と頬をはったりして?)」ということがあったのではないでしょうか。
子どもがいいわけをするんじゃない、というのがあったような気がします。

いまの親には、ちょっと考えられないかもしれません。
親業についてあれこれ言う人たちも、子どもの話を良く聞いてということのみを言うようです。

けれど、「ノウ・エクスキュース!」があってもいい気がします。


大人の世界には、言い訳の通用しないばしょもありますね。

電車が遅れたり、ちょうど来客があったり、風邪で体調が悪かったり、正当な理由がどこでいいわけにかわるのでしょうか?

自分が正当であるはずの理由を言ったから、許されるべき、とおもったときに、きっと、「ノウ・エクスキュース!」なのですね。


ぐずぐず言ってないで、イエスオワノウやノウ・エクスキュースですませて、それで恨みっこなしだったら、さっぱりしていいな、と思います。




この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
出会い系サービス
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。