2008.09.20

花から草

アンティーク煤竹色の彩り頁



唐草というと、なんだか、唐草模様のふろしき、あの、古式ゆかしいどろぼうさんを思い出したりします。

一時、ずいぶん話題になった「お宝探偵団」というテレビ番組がありましたが、そのなかでも中島誠之助という方が器類に精通しておられました。「からくさ」というなまえの古伊万里のお店をやっているかたでしたね。

からくさというと、ぐるぐるとした渦巻き状の線模様、またはそこにちょんちょんとでっぱりのついた、いわゆる唐草を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、とてもきれいな、花唐草という模様の器があります。

渦巻き状というより、蔓がうずまきのようにのびた植物の模様とでもいいえばいいでしょうか。
蔓に葉だけがついている模様の器もあり、三輪か四輪、はなが咲いている模様のものもあります。

ほんとうに古伊万里として作られたものを買うと、お高いのです。

現代では、100円くらいでも印刷のものが買えたりしますが。


江戸時代の手描きのものをみると、そのきれいさにびっくりします。

下書きなどをしたのかどうか、ぐるぐると伸びた蔦も、器の中でせせこましくなく、のびのびとした線で描かれています。

また、上薬によって、うつわの透明度が増し、表面がガラスでコーティングされたように見えます。

これが本当に、昔のものなの?と疑いたくなるようなものもあります。


器の形もそれぞれで、長皿、小皿、大皿、椀状の器、などあり、それぞれにぴったり収まる、花唐草の模様が描かれています。


何種類か買い集めた花唐草の器たちは、たまに、食卓にのぼります。

壊れたりするのがこわいので、さすがに日常使いにはなかなかできませんが、はれの日には登場します。
きれいだけれど、シンプルな模様なので、どんな料理にもあいます。

白い器に藍色で描かれた花唐草、その上に卵焼きの黄色、トマトの赤い色、緑のパセリなどをのせたら、とてもきれいです。


このブログは、『風花心伝』を参考に構成されています。
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